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卵アレルギーの症状と治療法とは

更新日:2017/11/14 公開日:2017/11/14

食物アレルギーのひとつである卵アレルギーには、

  • アトピー性皮膚炎
  • 喘息
  • アレルギー性鼻炎

といった症状がみられます。卵アレルギーの原因となっているものは何か、検査方法や治療方法などについて見てみましょう。

卵アレルギーとは

卵アレルギーは、食物アレルギーのひとつで、卵に含まれているタンパク質に身体の免疫機能が反応してしまうことによって起こると考えられています。卵に対してアレルギー反応があらわれる人は多いといわれており、食物アレルギーの代表格とされています。

卵アレルギーの原因

アレルギー反応は、免疫が過剰反応してしまうことで起こります。通常は、アレルギーの原因となる抗原が体内に入ったときにIgG抗体を作り、次に抗体が侵入しないように免疫を高めます。しかし、抗原に対してIgG抗体ではなくIgE抗体が作られ、次に抗体が侵入したときにヒスタミンなどの化学伝達物質が出されることによってアレルギー反応みられるといわれています。

卵アレルギーの場合の抗体は、オボアルブミンオボムコイドであると考えられています。人によっては、オボアルブミンに強く反応する場合と、オボムコイドに強く反応する場合とがあるといわれています。

卵アレルギーの症状

卵のオボアルブミンやオボムコイドによってアレルギー反応があらわれた場合、

  • 喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • アトピー性皮膚炎

などがみられます。症状が出やすいのは消化器が未熟な乳幼児といわれていて、年を重ねて消化器の発達が進むことで症状がなくなっていくこともあります。

ただし、症状が改善せず、少量の卵にも過剰に反応してしまい、アナフィラキシーショックを起こす場合もあります。アナフィラキシーショックは、

  • 呼吸困難
  • 意識が遠のく
  • 皮膚症状
  • 消化器症状

など複数みられるもので、命に関わる重篤な症状なので注意が必要です。場合によっては、医師に対処用の薬を処方されることもあります。

卵アレルギーの検査

病院では問診を行い、

  • 卵を食べた量
  • アレルギー反応が出るまでの時間
  • 反応が治まるまでの時間

などを答えます。IgE抗体を明確にするために、

  • ブリックテスト
  • スクラッチテスト
  • 20分間パッチテスト

などの皮膚テストを行うこともあります。また、一度卵アレルギーがみられたのに、その後、

  • アレルギー反応がない人
  • 1年以上アレルギー反応がなかったという人

などは、実際に食べてどう反応するか調べる食物経口負荷試験を行い検査するといわれています。

卵アレルギーの治療

どのくらいの卵を食べることで、アレルギー反応があらわれるのか正確に判断し、必要最小限除去しながら食事療法を行い、できれば最終的に食べられるようにしていきます。アナフィラキシーショックがある場合は、卵の摂取を完全に控えるようにします。

たとえ、完全に卵を除去してしまっても、動物性や植物性のタンパク質を、別の食材から摂取できれば、栄養面には心配ないと考えられているので安心してもよいでしょう。

調理でも、卵の使い方には工夫をするとよいでしょう。たとえば、揚げ物の衣やハンバーグのつなぎに卵を使用しないで調理することができます。ただし、加工食品の場合は卵アレルギーに配慮して作られているものばかりではないため、食品表示をよく確認すると安心です。

また、卵は加熱処理によりアレルゲンが低下し、反応が出にくくなるといわれています。

卵で、

  • アナフィラキシーショックを起こしたことのある人
  • アナフィラキシーショックを起こす可能性が高い人

は、食事療法の対象外であり、さらに、アドレナリン自己注射器を処方し、アナフィラキシーショックが起きたときに自分でアドレナリンを注射して症状を和らげていくこともあります。アナフィラキシーショックが心配な方は、医師に相談しましょう。

まとめ

卵アレルギーを引き起こすといわれている抗体には、オボアルブミンオボムコイドの2つがあります。加熱によって凝固しやすいものとそうでないもの、どちらに強く反応するかに個人差があることから、食事療法の方法は異なります。栄養価が高いといわれている卵だけに、完全除去となると栄養面の不安を覚える人もいるかもしれませんが、代替えできる食品・食材はさまざまにあるため、医師に相談しながら健康を損なわずに対処していきましょう。

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