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猫アレルギーでも、一緒に暮らせる方法とは

更新日:2017/11/17 公開日:2017/11/17

犬や猫は、私たちの生活に身近で、大切な家族として一緒に暮らしている方も多い存在です。しかし、猫のいる家に訪問するだけで、くしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくなったりする場合があります。それはもしかすると猫アレルギーかもしれません。ここでは、猫アレルギーの原因や対処法について見てみましょう。

猫アレルギーとは

アレルギーとは、身体の中に入り込んだ異物を排除して体を守ろうとする自己防衛反応が過剰になった状態です。本来、無害なものに対しても攻撃を加えることで抗体ができて、次に同じものが入ってきた場合には、すぐに臨戦態勢に入って、その結果アレルギー症状を起こします。

猫アレルギーのアレルゲンは、

  • 猫のフケ
  • 猫の毛
  • 猫の唾液
  • 猫の尿

だと考えられています。敏感に反応する人は、猫がいる部屋に入った途端にくしゃみをしたり、猫に触っただけで、皮膚が赤くなったり、かゆくなったりすることもあります。

猫アレルギーの原因

猫アレルギーの原因として考えられるのは、猫の皮脂から分泌されるマンノース受容体Fel d 1というタンパク質です。皮脂は、猫のフケなどに付いて空気中を舞うことから、それを吸い込んだことによりアレルギー反応を起こして、くしゃみやのどのかゆみといた呼吸器系の症状が現れます。

猫の唾液から分泌されるマンノース受容体Fel d 4というタンパク質も猫アレルギーに関与しています。猫は毛づくろいのときに、体全体を舐める習性があります。唾液が毛に付着して抜け、空気中を飛び回ることで、体内に入ってアレルギー症状を起こします。

猫アレルギーの症状

猫アレルギーの症状として典型的なものは、

  • 目がかゆくなり、充血、涙、腫れといった症状が現れる
  • 鼻がかゆくなり、くしゃみが止まらなくなる
  • 鼻づまり、鼻水が起こる
  • 皮膚がかゆくなって、赤い発疹が出る
  • 肩こりや頭痛、腰痛や背中の痛みが出る

といった身体的異常を訴える人もいます。とくに、一年の中でも初夏、5~6月にかけては、猫が冬毛から夏毛にかわる時期であり、抜け毛やフケの飛散が多くなります。この時期に、花粉症のような症状風邪(かぜ)のような症状が続くようであれば、猫アレルギーを疑ってみましょう。

猫アレルギーの検査

猫アレルギーの検査は、内科、皮膚科、耳鼻咽喉科などで行っていますが、できればアレルギーの専門病院で検査をしてもらいましょう。アレルギー専門病院であれば、その後の猫との生活のアドバイスや猫アレルギーに対する対処法などを専門家の立場から教えてもらえます。

猫アレルギーのアレルゲンとして、現在分かっているものは8種類あります。血液検査などでは、この8種類のアレルゲンの有無で猫アレルギーを判断します。症状が出てから検査する場合は、保険適用されますが、症状が出ていない場合は自由診療となるので注意しましょう。費用は病院によって違いますが、およそ5,000~10,000円ほどの費用がかかります。

猫アレルギーの治療

検査によって猫アレルギーが判明したら、治療法としては、猫を遠ざけることがもっとも確実な方法です。しかし、猫アレルギーのアレルゲンは、空気中を漂っており、猫を飼っていない家でも発見されています。また、今まで猫を飼っていた人が、猫アレルギーを発症したからといって、家族同然の猫を手放すというのはつらいことです。アレルギーが出ないようにしながら、猫と一緒に暮らせるような生活を工夫することが大切です。

カーペットからフローリングにする

目の細かいカーペットは、猫のフケや抜け毛が入り込んでしまいます。アレルゲンの温床にもなるので、床面のツルツルしたフローリングビニール製のカーペットにしましょう。猫のために滑り止め加工をしておくと、足を痛める危険性がなくなります。

HEPAフィルターを使う

HEPAフィルターは、微小な花粉やほこりなどを通常のフィルターよりも強力に取り除きます。猫のフケなども取り除くことができるので、空気清浄機や掃除機などのフィルターが使える機種を選ぶようにしましょう。

ブラッシングをする

ブラッシングを頻繁にすることで、抜け毛を減らすことができ、アレルギーの軽減につながります。できれば毎日ブラッシングすることをおすすめします。

猫を触ったあとは手を洗う

猫は、あごの下や首をなでてもらうのを喜びます。猫を触ったあとは、手を洗ってアレルゲンとなる物質を洗い流すことでアレルギーの軽減につながります。

シャンプーをする

猫アレルギーの原因であるフケを防ぐため、シャンプーをしましょう。水が苦手で怖がる場合には、ドライシャンプーを使ってみるといいでしょう。

まとめ

猫を飼う前に、自分や家族に猫アレルギーがあるかどうか調べておけば、あとからのトラブルもなくなります。アレルギー専門病院などで相談して、猫アレルギーでも、一緒に暮らせる工夫をしながら、猫と楽しい時間を過ごしましょう。

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