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アトピーとはどのような病気?

更新日:2017/09/19 公開日:2017/09/16

老若男女問わず、アトピーを持っている人は数多く、アトピーに悩まされている人も数多くいると考えられます。アトピーとは、どのような疾患なのかを知り、原因を突き止めて改善していくことが大切です。ここでは、アトピーになりやすい人の特徴や原因、治療などについて見てみましょう。

アトピーとは

アトピーの特徴は、肌の水分保持能力が低く、肌が乾燥しやすいことがあげられます。簡単にいえば、その人が持つ肌のバリア機能が低下した状態にあるということです。肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすく、細菌などによって感染しやすい状態といえます。

肌の構造は、上から順に、表皮、真皮、皮膚組織の3層に分かれ、外部などからの刺激を守る役目を持っているのは、表皮の一番上にある角質層になります。角質層とは、レンガで例えるなら、角質細胞がレンガで、レンガとレンガを接着させるものが細胞間脂質になり、細胞間脂質の主成分である「セラミド」によって、肌のバリア機能を維持しています。そのセラミドが不足することによって、肌のバリア機能が低下し、その結果、アトピー性皮膚炎になりやすい状態になると考えられます。

セラミドについては『セラミドの皮膚内での役割』で解説しています。

アトピーになりやすい人の特徴

アトピーになりやすい人の特徴は、その人がアトピー素因を持っているかということにあります。具体的には、家族や親族にアトピーを持っている人がいることや、既往歴がある、IgE抗体が産生しやすいなどがあげられます。家族など親族にアトピーを持っている場合、遺伝的な要因によってアトピー性皮膚炎が発症することがあると考えられます。

アトピーの既往歴とは主に、気管支喘息、アレルギー性鼻炎や結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれかが、すでに発症したことがある、または複数の疾患を発症したことがあることを意味します。IgE抗体とは、身体の中で作られる抗体の一つで、その抗体が活発に働き、産生することにより、アトピーを悪化させる要因になります。また、アトピー素因を持っている人でも、アトピー性皮膚炎になる人もいれば、ならない人がいます。逆にアトピー素因を持っていない人でもアトピー性皮膚炎になることもあります。現時点で、なぜアトピー性皮膚炎が起きるのかについて、明確に判明していないといわれています。

IgEについては『アトピー反応が起きるメカニズム』で解説しています。

アトピーの原因

アトピーの原因はさまざまですが、実は「まだわかっていない」という程度にとどまっています。考えられる原因の多くが、ダニや花粉などのアレルギーとされていますが、アレルギーとなる原因物質が多くあり、環境も含め、上述した遺伝的な要因のことも考えると、なにが原因でアトピーになっているのかを突き止めることが難しいと考えられるからです。その原因の中に、生活習慣の乱れなども含まれています。

日常生活でみると、たとえば、食器を洗うときに洗剤や、入浴のときにシャンプーやボディソープ、女性であれば化粧品などが刺激物となって、アトピーを悪化させる要因につながることも考えられます。

原因については『こんなにあった!アトピーが悪化する原因』で解説しています。

アトピーの症状

乾燥によるかゆみが主な症状でもあります。かゆみにともなって赤く腫れ、ブツブツしたように皮膚が盛り上がり、カサブタなどができることがあります。乳児は顔や頬(ほお)を中心に症状が現れますが、成長して小児期になると、症状は首の裏やひざ・ひじなどの関節部分にも現れ、成人になると、同様の症状を持ちます。また、乳児などで悩まされたアトピーが消えたと思ったら、成人になってアトピーになったというケースもあります。

大人のアトピーについては『大人のアトピー性皮膚炎の原因と対策・ケア方法』で解説しています。

アトピーの治療

現時点で根本的な治療法は存在しないといわれており、治療は症状を抑える対症療法が主体となります。主な治療は、ステロイド外用薬を使った薬物療法となります。炎症を抑えて症状を緩和させることを目的にし、原因の一つとされる皮膚の乾燥は、乾燥した皮膚にうるおいを与えるために保湿剤を使用し、乾燥を防ぐようにします。

治療だけでなく、日常的なケアも重要となってきます。治療の継続は大切ですが、日常的なケアも併用して行うことで、予防にも効果は期待できるとされています。考えられる原因を一つひとつ改善していくことが大切です。

治療については『アトピー治療に使う内服薬の種類』で解説しています。

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