皮膚の厚さには、実は個人差があります。生まれ持った体質のせいもありますが、年齢を重ねるごとに皮膚は薄くなっていく傾向にあります。皮膚が薄いと、どんな問題があるのでしょうか?
皮膚の厚みとは
皮膚の厚さというのは、意識しない限り、なかなか自分では気付きにくいかもしれません。そんな時は、まず鏡で自分の顔をよく見てみましょう。たとえば、同じ顔にある肌であっても、目の下は、うっすら青かったり、赤黒かったりすることはありませんか。これは、目の周りの皮膚が他のところよりも薄いから、血管が透けて見えるのです。ちなみに赤黒くなっている方は血管の中で血流の流れが悪くなっている証拠なので、注意してくださいね。
このように、皮膚が薄いと血管が透けて見えることがあるので、自分の顔を見て、頬や額などの肌まで血管が透けて見える方は、皮膚が薄い証拠です。
皮膚の厚い人、薄い人
男性の方が女性よりも顔の皮膚が厚いのですが、皮膚が薄い方が、キメが細かく美しい肌になりやすいといわれています。しかし、皮膚は外的の刺激から守るバリアの役割をもっていますので、皮膚が薄い方は、肌がとても敏感です。皮膚が厚い方のほうが、肌は健康な状態を維持しやすいのです。
また、皮膚が厚いほど、角質に存在している水分を蓄える細胞が多いため、ふっくらとした弾力のある肌になりやすいのですが、皮膚が薄いとその細胞が少ない分、水分が蓄えられず、ハリがなくなっていきます。肌が汚いわけでもなく、シワやたるみがないのにも関わらず、なんとなく不健康な印象を受けてしまう肌質の方がいらっしゃるのですが、これは、皮膚がふっくらできていない証拠なのです。
年齢とともに皮膚は薄くなっていく
それぞれメリットやデメリットはありますが、やはりトラブルのない健やかな肌のためには、皮膚は厚い方が好ましいです。
皮膚の薄さに個人差はありますが、今は皮膚が厚く、トラブルが無いという方であっても、注意が必要です。肌は年齢とともに肌の新しい細胞を生み出す力が弱くなり、またコラーゲンやヒアルロン酸といった、肌の土台をつくる成分も少なくなっていくので、徐々に肌が薄く、痩せていくのです。これを皮膚の菲薄化(ひはくか)と呼びます。生きていく限り、年をとらないわけにはいかないので菲薄化を避けては通ることはできませんが、実は、活性酸素や紫外線などで細胞が傷つくことで、菲薄化を早めることもあるのです。
肌を健やかに保つために、日頃の生活にも注意していく必要がありそうです。
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