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コンタクトレンズの正しい洗浄方法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/22

コンタクトレンズの基礎知識

コンタクトレンズは汚れによって、快適な装用ができなくなり、目のトラブルを招きます。汚れの原因や汚れによるトラブル、そして汚れを除去する洗浄方法について、ドクター監修の記事で説明します。

レンズが汚れていると、目にさまざまな障害を起こしてしまいます。汚れを除去する適切な洗浄方法について、詳しく見てみましょう。

コンタクトレンズを洗浄する理由

レンズの汚れが引き起こすトラブル

コンタクトレンズによる目のトラブルの主たる原因が、コンタクトレンズの汚れです。汚れによって異物感やくもりが発生し、快適な装用ができなくなります。さらに、汚れがひどいと酸素透過性を下げる可能性もあり、目の酸素不足によって角膜内皮細胞の減少をもたらす恐れもあります。

また、コンタクトレンズ表面の滑りが悪くなり、角膜に傷をつけることがあります。それによって点状表層角膜症や細菌性角膜炎、角膜潰瘍など重症化につながる場合もあります。他にも、コンタクトレンズ表面の乾燥によるドライアイの悪化、アレルギー反応による巨大乳頭結膜炎など、さまざまなトラブルを引き起こします。

汚れの種類

汗、ほこり、化粧品、たばこのけむりなどの目の外からの汚れ、タンパク質、脂質などの目の分泌物からの汚れがあります。特に、化粧品はコンタクトの汚れの大きな原因となっており、油分の多いファンデーションなどは落ちにくいため、しっかりとしたこすり洗いが必要となります。コンタクトレンズ装着後に化粧をするなど、取り扱いルールをしっかり守ることが大切です。

コンタクトレンズ洗浄の効果

コンタクトレンズの汚れは、適切なケアによって除去することができます。また、付着した汚れは微生物の温床となるので、感染対策としても洗浄は大切です。

1日使い捨てコンタクトレンズを使用する場合

洗浄によってコンタクトレンズの汚れを取ったとしても、1日使い捨てコンタクトレンズを再度装用するのは危険です。1日使い捨てコンタクトレンズは再装用を前提に製造されていません。また保存液に浸しただけで再度使えば、感染症の原因となり、重い障害を引き起こす可能性があります。必ず使用期間を守り、正しい使い方をしましょう。

コンタクトレンズの洗浄方法(1)こすり洗い

コンタクトレンズの洗浄方法には、「こすり洗い」と「つけおき洗浄」の二つがあります。「つけおき洗浄」で汚れを浮き上がらせることは可能ですが、しっかり落とすことは出来ません。こすり洗いをすることで化粧品などの外的な汚れや、タンパク質や脂質など目の分泌物による汚れを物理的に落とすことが可能です。

ハードコンタクトレンズのこすり洗い

  1. 手のひらの上にレンズの内側を上にして乗せ、クリーナーを4~5滴落とします。人差し指の腹をレンズの内側に当てて軽く押え、手のひらの上でレンズを前後左右に動かしながらレンズの凸面をこすります。
  2. 凹面は、手のひらでレンズ動かないように固定して、人差し指の腹で、あるいは、利き手の親指、人差し指、中指の3本でCLをはさみ、親指の腹でこすります。

ソフトコンタクトレンズのこすり洗い

  1. レンズを手のひらにのせ、数滴保存液、あるいは、MPSを垂らします。
  2. レンズを指の腹で、ゆっくり20~30回こすります。
  3. 裏返して数滴保存液、あるいは、MPSを垂らし、指の腹でゆっくり20~30回こすります。

コンタクトレンズの洗浄方法(2)つけおき洗浄

酵素によってコンタクトレンズの汚れを分解する方法が「つけおき洗浄」です。洗浄力が弱く、タンパク質や脂質以外の汚れにはあまり効果がないため、こすり洗いを併用するのがおすすめです。

  1. ハードコンタクトレンズの場合は水道水ですすぎ、専用洗浄液、あるいは洗浄保存液でこすり洗いをします。ソフトコンタクトレンズの場合は保存液あるいはMPS(多目的用剤)でよくすすぎ、こすり洗いをします。
  2. ケースにレンズを入れて、ハードコンタクトレンズは洗浄保存液、ソフトコンタクトレンズは保存液あるいはMPSに液体酵素を垂らして数時間つけておきます。
  3. 装着時にはもう一度、ハードコンタクトレンズは水道水、ソフトコンタクトレンズは保存液あるいはMPSでよくすすぎます。

レンズケースのケア

レンズをきれいに洗浄してもケースが細菌だらけでは意味がありません。内側だけでなく外側や蓋もきれいに洗い、必ず自然乾燥させましょう。また、定期的な交換も必要です。

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