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子宮脱とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/25

子宮脱の基礎知識

子宮脱とは、子宮が本来の自然な位置よりも下がり、膣外に出てきてしまう病気のことです。子宮脱によって現れる症状や原因、手術をはじめとした治療方法について、ドクター監修のもと解説していきます。

子宮脱の症状や原因、治療法について解説します。

子宮脱とは

子宮が本来あるべき正常な位置よりも下がってしまい、子宮の一部または全体が膣外に出てしまう病気のことです。子宮が病的に下がってしまうことを「子宮下垂」といい、子宮脱はこの子宮下垂が悪化した状態のことをいいます。

子宮脱の症状

軽度の子宮下垂の場合、下腹部や外陰部に不快感や圧迫感、下垂感、腰痛といった症状が現れますが、ほとんど症状がでないケースも多々みられます。子宮脱の初期では重いものを持った時や排尿・排便時などに子宮の脱出が起こりやすいのが特徴です。

症状が進行すると常に膣外に子宮が出ている状態になり、強い痛みや出血といった症状が現れます。日常生活が困難になることもあり、子宮以外に膀胱や直腸など、他の臓器の脱出をともなうケースもみられます。子宮は膀胱と直腸の間に位置するため、子宮脱が起こると膀胱脱や直腸脱を合併することが少なくありません。

症状について詳しくは『子宮脱の症状』で解説しています。

子宮脱の原因

子宮脱は子宮を支えている「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」の衰えや緩み、筋肉の線維断裂によって起こります。骨盤底筋の損傷や緩みを繰り返している人に多くみられます。

詳しい原因や子宮脱を起こしやすい人の特徴については『子宮脱の原因』をご覧ください。

子宮脱の治療

子宮脱の治療は、基本的には手術がもっとも効果的とされています。術式はさまざまで、患者の年齢や妊娠の希望があるかどうかなどによって異なります。従来から用いられてきた術式は「膣式子宮全摘術」と「前後膣壁形成術」を組み合わせたもので、子宮を摘出して緩んだ膣壁を切除し、縫い縮める方法です。

子宮脱の手術については『子宮脱のさまざまな手術療法』で解説しています。

また、現在では「メッシュ手術」という新しい術式を用いるケースも増えており、メッシュ手術は再発のリスクが低いのが特徴です。

『子宮脱の新しい治療法「メッシュ手術」とは』で具体的な手術方法を解説しています。

なんらかの理由で手術を受けることができない方や、手術を希望しない方への対症療法としては「リングペッサリー挿入法」があげられます。子宮脱の根本的な治療にはなりませんが、リングペッサリー挿入法は膣内にリングペッサリーとよばれる器具を入れ、子宮を正常な位置で固定する方法です。

詳しくは『子宮脱の治療法「リングペッサリー挿入法」とは』で解説しています。

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