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小耳症はどんな人がなるの?遺伝は?メカニズムを解き明かす

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/24

小耳症の基礎知識

小耳症は、先天的に耳の形が不完全な病気です。小耳症が発症しやすい人や、男女での違いはあるのか、遺伝するかどうかなどについて、小耳症の原因とメカニズムを含めて、ドクター監修の記事で解説します。

小耳症は、先天的に耳の形が不完全な病気です。生まれつき耳が聞こえなかったり、顔が左右非対称だったりといった症状が特徴です。本記事では、具体的な小耳症の症状と、発症する原因やメカニズムを含め、遺伝との関連性について解説します。

そもそも小耳症とは

人により程度の差はありますが、生まれつき耳の形が不完全な状態のことです。

小耳症の症状

症状の軽い順に、耳の一部分の欠落、耳の一部のみが存在、耳の皮膚と軟骨のみで耳の形をなしていない場合があります。耳がほとんど存在しない無耳症の場合もあります。

小耳症に関連する症状

耳の穴が閉鎖している場合が多く、聴力が低かったりほとんどなかったりします。さらに、顔骨の形成が不完全で、顔が極端に左右非対称な場合もあります。

小耳症になりやすい人

小耳症は先天性の病気ですが、なりやすい人、もしくはなりにくい人などについて、統計データから見ていきましょう。

発症頻度

小耳症が発症する確率は5,000~12,500人に1人といわれ、比較的まれな症状です。数値に差があるのは、明確に解明されていない部分があり、調査データにより見解が異なるためです。

男女ではどちらがなりやすいか

明確な統計はありませんが、一般的に想定されている発症者の比率は、男性2に対して女性1となり、女性よりも男性の方が多く発症しています。なぜ男性が多いのかという明確な理由は解明されていません。

どちらの耳に発症するか

片耳の人もいれば、両耳発症する人もおり、左耳よりも右耳の方が発症する確率が高いです。こちらも原因は解明されていません。一般的に想定されている比率として、右耳:左耳:両耳では6:3:1とも、5:3:2ともいわれています。いずれにしても、右耳の発症率が高くなっています。

小耳症は遺伝するか

生まれながら発症する小耳症は、遺伝性があるのでしょうか。

遺伝の可能性

両親が小耳症の場合子供が小耳症になる確率は、1~2%とも、数%ともいわれています。ただし、明確なデータがあるわけではなく、一般的に想定されている数値です。

実際に遺伝するか

遺伝性の原因も疑われていますが、関連する遺伝子が特定されていないため、解明されていません。兄弟や親子で発症しているケースもあるので、遺伝が関与している可能性がないとはいい切れませんが、一般的には遺伝性はないといわれています。

なぜ小耳症になるのか

妊娠初期に、なんらかの外的要因を受けて起きるのではないかといわれています。ただし、原因が特定されているわけではありません。

小耳症の治療方法

手術をすれば本来の耳に近い形を再現することができます。ただ、難易度が高い手術なので、信頼できる医療機関で手術を受けましょう。

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