スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

ぶどう膜炎の症状について

更新日:2016/12/15 公開日:2016/12/15

ぶどう膜炎の基礎知識

ぶどう膜炎とは、ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)やその周辺にある組織に起こる炎症のことです。ここでは、ぶどう膜炎の具体的な症状や、どのような検査が行われるのかを、ドクターの監修の記事で解説します。

ぶどう膜炎になると、どのような症状が現れるのでしょうか。ここでは、ぶどう膜炎の具体的な症状や、ぶどう膜炎の疑いがあるときに行われる検査について解説します。

ぶどう膜炎はぶどう膜に生じる炎症

眼球の外壁は、強膜、ぶどう膜、網膜の3層構造になっており、中間にあるぶどう膜は、目に入る光の量を調節する虹彩(黒目の周りのある茶色の部分)、水晶体の厚さを調節してピントを合わせる毛様体、血管が豊富で眼球や網膜に酸素や栄養を供給している脈絡膜の3つの組織で構成されています。ぶどう膜炎は、このぶどう膜やそれに隣接する組織に起きる炎症の総称です。

ぶどう膜炎の主な症状とは

ぶどう膜炎の症状は、炎症が起こる部位や程度によっても異なりますが、白目の充血、目の痛み、目のかすみ、まぶしく感じる、ゆがんで見える、目の前に虫が飛んでいるようにみえる(飛蚊症)、視力低下などがあります。こうした症状は、片目だけに起こることもあれば両目に起こることもあり、中には、左右交互に症状が現れるケースもあるようです。また、症状は徐々に悪くなっていく人もいれば、よくなったり悪くなったりをくり返す人もいます。

また、ぶどう膜炎は、白内障や緑内障、網膜剥離などを併発しやすく、合併症によっては視覚機能が著しく低下することもあります。少しでも気になる症状があれば、なるべく早く眼科を受診することが重要です。

ぶどう膜炎の検査

ぶどう膜炎の原因はさまざまで、細菌やウイルスが目の中に直接入ることで起こるケースもあれば、全身の病気の一症状として起こるケースもあります。このため、病院では炎症の原因を突き止めるために、目の検査だけでなく、必要に応じて全身のさまざまな検査が行われます。具体的にどのような検査があるのかを見ていきましょう。

一般的な眼科検査(眼底検査を含む)

視力検査、目の度数を調べる屈折検査、目の中の圧力を調べる眼圧検査、目の奥の状態を調べる眼底検査などを行います。

蛍光眼底造影検査(ICG赤外線眼底造影検査)

蛍光色素(造影剤)を腕の静脈から注射して眼底の血管に流れるようにし、眼底の写真を連続して撮ることで、炎症の状態や程度を調べます。

ウイルス・原虫・寄生虫抗体価検査(血液検査)

血液中の抗体の量を調べることで、病原体に感染しているかどうかを確認します。

ツベルクリン反応検査

皮膚にツベルクリン注射を行い、2日後に腫れの大きさを測る検査です。サルコイドーシスの場合は陰性、結核性ぶどう膜炎の場合は強陽性になることが多いとされています。

胸部X線(レントゲン)検査

サルコイドーシスや結核の場合は肺に異常が見られるので、レントゲン写真を撮って肺に異常がないかどうかを確認します。

その他

ぶどう膜炎の原因によっては、手術で炎症部位の組織の一部を採取し、病理組織学的検査、ウイルスDNA検査、細胞表面マーカーの検査など、特殊な検査をすることがあります。

ヘルスケア本