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頭皮のベタつきは薄毛のサイン?セルフケアで健やかな髪を!

更新日:2019/07/29 公開日:2019/07/29

なんとなく頭皮を触ったあと、指先がベタベタする…湿度が高い夏はもちろんのこと、冬でも頭皮のベタつきが気になったことはありませんか?頭皮のベタつきは、皮脂の過剰な分泌が原因かもしれません。そもそも皮脂にはどういう役割があるのか、また皮脂によってどういった頭皮のトラブルが起こりうるのかをみていきましょう。

なぜ頭皮がベタつくのか

頭皮の皮脂の拡大図

私たちの皮脂には3つの働きがあります[1]。

  • 肌表面に適度な湿り気を与え、柔軟性を保つこと
  • 体内からの水分放出を防止すること
  • 外部環境からの有害物質・紫外線の影響や、細菌の侵入などさまざまな刺激から守ること

ベタつきが気になる皮脂は、一切不要なもの、落としたいものだとつい思ってしまいがちですが、体にとって大切な役割をもつものだといえます。

皮脂量の違いと変化

皮脂を分泌する皮脂腺に注目してみましょう。皮脂腺は掌と足底を除き、ほぼ全身に存在していますが、部位によりその大きさが異なるのをご存じですか。

顔や頭部の皮脂腺は大きく数も多いですが、手足などは小さく数も少ないのです。皮脂腺が大きく、数も多いと皮脂も多く出ます。

体を外部環境から守る働きを持つ皮脂なので、外気の気温や湿度を敏感に感じ取り、分泌を調整しています。本来、寒いときより暑い季節の方が、分泌量も増えます。

しかしながら、エアコンなどで、肌や頭皮の乾燥が続けば、冬でも肌の乾燥を補おうとし、皮脂分泌が増えることで、結果、冬でも頭皮がベタつくことがあるのです。また性別や年齢でも、分泌量は変わります。一般的に男性は女性よりも皮脂量が多く、30~40代のピークのあとも、その減少は女性に比べ緩やかです。

過剰な皮脂の分泌によって起きるトラブル

頭皮のベタツキを気にする男性

皮脂腺が大きいと皮脂量も多いと説明したように、頭皮や髭は、体の他の部位と比べて、毛も太く長く密集して生えているため乾燥しにくいという特徴があります[2]。しかし頭皮を清潔に保つことを怠ったり、なんらかの影響で皮脂が過剰分泌されると、たまった皮脂が常在菌の働きで「過酸化脂質」に変化。過酸化脂質は、毛根の細胞の活性を低下させ、ヘアサイクルを乱すため、毛が十分に育ちきらず短いまま抜け落ちてしまう抜け毛の原因となります。

皮脂は適度に必要

一方、乾燥性の頭皮の人に多いサラサラとしたフケ。実は洗いすぎが原因のひとつです。皮脂が常に不足することで、頭皮の角質細胞が乾燥してはがれ落ち、フケとなって現れているのです。

皮脂は適度な分泌バランスを保つケアが重要です。過剰に分泌されてしまう皮脂は、においの元になることも。季節によっても、年齢によっても分泌量が変わる皮脂をどうケアしたらよいのでしょう?

頭皮のベタつきで薄毛、抜け毛を進行させないために

頭皮ケアに励む男性

抜け毛や薄毛に繋がるベタつきは、放っておけないもの。まずは、毎日のセルフケアを見直してみましょう。

髪の毛の洗い方

髪と頭皮を清潔にしておくことは発毛サイクルを保つ基本です。毎日のシャンプーが正しくできているか、見直してみましょう。

皮脂を洗い流そうと洗浄力の高すぎるシャンプーや、さっぱりとした使用感を重視したシャンプーは、皮脂不足を招きがちです。ベタつやフケが気になる方は、シャンプー選びから見直してみては。また、頭皮に爪を立てたりしないよう、指の腹をつかい、泡でやさしく包み込むように頭皮を洗いましょう。耳の脇や生え際などは、洗い残しがないよう特にしっかりと洗い流すことが大切です。

紫外線対策

紫外線のケアは夏だけだと思っていませんか?日差しの強さにかかわらず、頭皮に悪影響をもたらす紫外線は、1年中降りそそいでいます。体のほかの皮膚と同じく、紫外線は頭皮の細胞にもダメージを与え、老化を早めると考えられています。髪が生えているとはいえ、頭部は紫外線をダイレクトに浴びやすい部位。UVカット効果のあるヘアスタイリング剤を使用したり、帽子をかぶったり、保湿ケアを自宅で行うなど紫外線ケアをしましょう。

食事や喫煙習慣の見直し

偏った食事やタバコの吸いすぎは頭皮を含め血流の悪化を引き起こします。不規則な生活やストレスによる自律神経の乱れも発毛サイクルに影響を与え、薄毛や抜け毛の原因に。生活習慣の見直しも大切です。

育毛商品を取り入れる

ベタつきと合わせて抜け毛が気になる人は、育毛を促すサプリメントやヘアエッセンスなどを、積極的に取り入れるのもおすすめです。育毛ケアをしながら、頭皮の皮脂バランスも保ちましょう。

まとめ

皮脂には悪いイメージがありますが、頭皮にとってはなくてはならないものです。ベタつきが気になるからと言って、洗いすぎなどの皮脂の過剰な取りすぎには注意が必要です。分泌量は変わるものなので、日頃から自分の頭皮チェックを行い、できることからセルフケアをして健やかな髪を育てていきましょう。

参考文献

  1. [1] 福田實. 化粧品講座(第Ⅲ講)皮膚科学と化粧品, 色材 2001; 74(6); 308-316
  2. [2] 永山升三ほか. ヘアケアの化学, 繊消誌 1987; 28(6): 219-226

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