炭水化物抜きの弊害

この記事の監修者

管理栄養士北川みゆき

最近では、糖質の多いご飯やパンなどを摂取するのをやめれば、その他の食品をたくさん食べても痩せることができると称し、炭水化物抜きのダイエットが再び流行していますよね。しかし、実は極端なダイエットをしすぎることにより、さまざまな弊害がでる可能性があることはご存知でしょうか?美容の効果を期待してダイエットをはじめたつもりが実は肌も体もボロボロになる恐れのある炭水化物抜きのダイエット。その実態についてご紹介します。

炭水化物を減らすことで体に及ぼす影響とは

炭水化物は適度に減らすことによって、肥満の原因となる急激な血糖値の上昇が抑えられ、体内に溜まっている脂肪もエネルギーとして使われやすくなるのですが、過剰に減らしてしまうことで疲れが溜まりやすくなったり、集中力が低下したりする恐れがあります。特に、脳の機能を保つための栄養分は、血液中に含まれる糖質だけなので、極端に炭水化物が不足することにより、まれにですが、意識障害が起こることもありえるのです。

お肌の状態はどうなる?

食物の中に含まれる栄養成分が、体の中で有効に作用するためには、三大栄養である炭水化物、たんぱく質、脂質をきちんと摂取する必要があります。特に炭水化物が不足した場合、体は肌を形成するのに必要なたんぱく質を分解してエネルギーをつくり出そうとするため、結果的にお肌もボロボロの状態になりやすくなります。

実際のダイエット効果は?

確かに炭水化物を減らすことで、体重の減少は期待できますが、極端に抑えることによって、肝臓や腎臓に負担がかかり、逆に脳梗塞や心臓病、がんなどの生活習慣病が引き起こされやすくなるといわれています。アメリカでは既に、炭水化物抜きのダイエットには科学的根拠がないといわれ、警鐘が鳴っている状態です。

実際に炭水化物抜きのダイエットを行うことで、効果があった方もいますが、やり方を間違えると逆にエネルギー不足が生じ、免疫力の低下から風邪をひきやすくなったり、活動力が低下したりするなど、体にさまざまな悪影響が出る可能性があります。ですから、炭水化物抜きのダイエットを試みる時は慎重におこないましょう。

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